染織あれこれ(33)
三田中の校外学習ー鋭い質問に“タジタジ”
「バナー」 《い》

●バナーを手にする大野、藤本君
■トロピカル 顔料捺染 3枚袷 13/7/14  
六月十四日、船橋市立三田中学校の二年三組、野崎班の男女五人が来訪。昨年に続いての“校外学習”で「ともに船橋に暮らし、働く人々の実際の姿に触れたい。船橋の伝統工芸や歴史、文化についても学びたい」と予習も十分。

 私は、昔はどこの町にもあった紺屋(こうや)から五代続くつるや伊藤の歴史を中心に、日本人の衣服生活の変化やいつの時代も江戸(東京)の影響を受ける船橋の《まち》の変遷、商人が目ざす地域貢献等を話した。

 「昔と今の違い、辛い事、嬉しい事は」などと“鋭い質問”が出され「年商はいくら」と訊かれた。関心は古い調度品にも及び、「この抽斗はいつから使っているの?」と明治時代から“現役の小物箪笥”に目が行ったのには参った。

 お祭りシーズンを前に、半天やお揃い浴衣、手拭いを手にとって調べたりしていたが、一番興味を示したのが『バナー』。津田沼南口商店会が十五日、県民の日“さわやかハートちば”のイベント用にこしらえた街頭装飾の『バナー』だ。

 三田中学区の生徒達はJR津田沼駅をよく利用する。バナーは五月から掲出されていて眼に止まっていた。「賑やかに雰囲気盛り上がっていたけど、こんなに大きいんだ」と大喜び。

 津田沼南口商店会(高橋賢会長・47社)は地域活性化の一環で街路灯を増設、今回、230枚を用意した。イベントは行政からの要請ではなく「自発的な催事」ブルーと黄のマスコットキャラクターが赤いベースに良く映えている。

 旗はフラッグ=flagと言うが野球のベース型の物をバナー=bannerと呼ぶ。旗は固定物の看板、サインと違い、風になびいて揺れ動く、目につきやすい。“モビル”=動くさまからバナーと言うが、人々の気持ちを昂揚させる製作過程をコンピュータで再現したら生徒達は感激。
 これからも最新技術駆使して“感動”を提供したい。

船橋市民新聞 2001年 7/1発行 第33号